「中国人がテスラCEOになるべき」。イーロン・マスク、「車の中国風味も高める」

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テスラが中国に本社を置く?

あり得る(笑)。出どころは中国メディアとの事なので、かなりそっち寄り、そちらの思惑があるのかな?というのは大前提ですが。

「EVの最も重要な市場である中国で勝つために、テスラは中国風味を増やしていく。ぱっと見完全に中国の車になることも辞さないし、新車を中国で最初に発売する可能性も否定しない」(マスクCEO)

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中国向けのリップサービス込みの発言とは思いますが、個人的にあながちそればかりでもないんじゃないかな?と感じました。実際テスラも中国市場での販売に賭けているというのはあると思いますしね。

果たしてモデル3の需要はまだ豊富なのか

正直に言って、今後アメリカ国内でモデル3の販売台数がが倍々ゲームで増えていくっていうのはあまり考えられません。過去最高の販売台数だったと予想される2019年2Qから、倍増は無理かな、と。2Qの販売台数を次の起爆剤となるモデルY発売まで維持するってのは結構きついのではないかと思います。今のモデル3の車体価格も決して「安い」レンジではなく、さらに台数を捌くには「廉価版」が必要不可欠ですが、一番安いモデルもちゃっかり上手いこと消去しちゃってるから(笑)、テスラとしては現状では売りたくないんでしょうね。何か劇的なコストダウン要素が出てこない限り、出来るだけ国内の数字を維持しつつ、海外での販売強化を進めていくしかないのではないかと。

この後モデル3が売れそうな市場はどこ?

そう考えると、市場が大きく、さらにガソリン車ではなく、EVやFCV(&HV)をの普及を推進している中国ってのはテスラにとって魅力なのでしょうね。上海の工場も年内稼働目指して進めているようですし、短期的にはテスラ社の命運を掛けている市場なんだろうなぁ。残念ながらまだ中国以外でのアジア圏ではそこまでモデル3も売れないと思いますし。事実、テスラもこれまでのアジア太平洋部門を解体、中国本土と香港、台湾、マカオをカバーする新たな大中華圏部門を設置する、と6月に報道があったばかりですしね。テスラとしてはやはり中国狙い。って事はこの報道のようにになる確率もあながちバカにはできないかと。

中華資本になった後のテスラ

いざいざそういう動きになったら、アメリカ政府が介入してくるかな?とは思いますが、もともとイーロンマスク氏も自動車メーカーってのは自分の目標達成に向けて、単なる手段の一つだし、販売状況の爆伸、もしくは製造コストの低減がみられない限りは、早めに手放したいってのも選択肢の一つではないかな?と思います。テスラの主要資本が中国系になった時に、日本におけるテスラの動きにはどういう影響がでるのでしょうかね?あまり変わらないのかも知れませんが、何か底しれない怖さを感じるのは私だけでしょうか?(笑)

じゃ、また。