東雲のスーパーチャージャーは出力の低いアーバンタイプで充電渋滞必至?

アーバンスーパーチャージャー:Teslaホームページより

ツイッターからの情報だと、どうやら東雲のオートバックスに設置されるスーパーチャージャーは、出力の低いアーバンタイプらしいです。「8基設置されるらしい!」との噂を聞いて喜んでいたのですがこれにはちょっと落胆。モデル3発売によってテスラ車の絶対数が間違いなく増える事が予想される東京圏で、果たしてこれで大丈夫なの?

以前の検証動画とどの位変わるのか検証してみる

以前私がYoutubeに投稿した動画「モデル3が増えても東京でSC充電渋滞は起きないと思うその理由」では、「東京東部にスーパーチャージャーが増設予定。4枠でもモデル3増加分が補える。6枠増えれば更に余裕がでる、筈(笑)」とお伝えしました。さてこれが出力の低いアーバンだとどうなるでしょうか?

通常とアーバン、スーパーチャージャー出力の違い

こちらが通常のスーパーチャージャー:Tesla ホームーページより

通常のスーパーチャージャーは120kW、アーバンは72kWです。アーバンでの充電は通常版の60%になりますね。充電速度は充電台数や各車両のバッテリー温度や残充電などの要素により変化し一定とは言えないのですが、こう考えると比較しやすいと思います。これでも現実と大きな乖離も無さそうな雰囲気だし、この場合シンプルイズベストです。

 ◾️通常スーパーチャージャー

  →120kW×4基 = 480kW/120kW×6基 = 720kW

 ◾️アーバン

  →72kW×8基 = 576kW

上の動画では通常を4基増設でもまぁ大丈夫(バージョン3がくれば更に余裕)と計算したと記憶してるので、アーバン8基なら単純に補える算段になります。ちょうど通常4基と6基の中間くらいでしょうか。アーバンは出力が低いのですが、並列(1基のチャージャーから2台充電する場合)接続時のスピードが上がっている面もあるので、結果としてアーバン8基で最低でも通常5基ぶんくらいの充電効率にはなるのではないかと予想してます。そもそも設置場所の都合による要因が大だとは思いますが、その制約を踏まえての選択ではないのかな?と。モデル3増加でスーパーチャージャーへの接続台数自体が増えるなら、通常スーパーチャージャーよりも結果効率が良くなるのかも知れません。その辺のデータは本国アメリカ等できちんと取ってるでしょうしね。

バージョン3が来なかったのが残念

Ver.3は最大250kWの高出力スーパーチャージャー。通常の2倍以上の出力です

とはいえ、東雲には出力250kWのスーパーチャージャーバージョン3がくると思ってたので、そこはとても残念ですね。バージョン3が8基設置、とかならおそらくスーパーチャージャーでの充電環境はもっと良くなっていた筈なので。その辺りは今後に期待するしかないですね。早いところVWグループあたりの高速充電網がササっと日本で整備されて行かないかなぁ。日本のマーケット規模じゃ無理だろうなぁ。。(笑)

さて、モデル3の納車も始まってどしどしオーナーさんも増えているようですが、果たして充電環境はどうなって行くのか?自分の想像とどの位掛け離れるのか?楽しみなところです。

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